脱毛症外来で専門的な治療を受けましょう。

薄毛や脱毛症に悩む人というのは、
今までは皮膚科での診療が主でしたが、
最近では脱毛で悩む人が多くなってきたため、
大学病院などの大きな病院では、『脱毛症外来』という、
脱毛症専門の外来を受け付けている病院も増えてきました。

脱毛症には、大きく分けて、
円形脱毛症、男性型脱毛症、加齢による脱毛症、頭皮トラブルの脱毛症、
全身疾患による脱毛症、薬剤による脱毛症などがあります。

この脱毛症のなかでも、円形脱毛症に悩まれている方が多く、
脱毛症外来の患者さんの約90％を占めているとのことです。

円形脱毛症というのは、本来であれば、病原菌など外敵から体を守るための免疫が、
何らかの事情で、毛髪のもとである毛根を攻撃することで発症する症状で、
大抵の場合は、ストレスが原因で発症しています。

この場合の治療は、免疫を抑制するためのステロイド剤(副腎皮質ホルモン)の使用が中心となりますが、
最近では、ステロイド剤の内服と、『PUVA』と呼ばれる治療法を併用することが多くなって来ました。

PUVA療法というのは、皮膚に長波長紫外線を当てて、免疫の仕組みを正常化するものです。

この2つの方法を併用することで、重症円形脱毛症の改善に成果を上げることが出来ているそうです。